散歩道(ブログ)

思いがけないスピードアップ

私もたいへんうれしくなりました!
昨日、東京の某企業の中国事業(開発)責任者の方とのコーチング。
当初は「年内には展開事業候補を検討し、絞り込み、決定していきたい」とのスケジュール計画を伺い、それを追いかけてきましたが、「たいへん具体的な案が社内の中国人社員から上がってきた!」、「取締役会でも了承」、「(引き続き他の案も探していくが)これは具体的な調査・準備のステージに進む」、「今月中にも中国への出張団を送る」・・・と、たいへん明るい声で伝えていただきました。

私も思わず、「凄い展開ですね!」と声を上ずらせてしまいましたが、この急展開を可能にしたのは、このH部長のプロジェクトに臨むスタンスの変更でした。それまではご自身の強い責任感からも、「自分が早く意味のある発信ができるようになりたい」と、新しい業務テーマに対する情報収集や人脈開拓、各種の勉強にたいへん積極的に取り組んでおられましたが、5月に「社内の中国人社員(十数名)の意見をもっと真剣に受け留める姿勢を出していきたい」、「そのために目安箱のような位置付けで、思いつきでも小さなアイディアでも何でも提案できる制度をメールを使って作っていく」という新しい動きを始められました。
結果、複数の提案が寄せられ、その中に「これは!」と思える光る提案を発見。取締役会や社長の支持も得て、具体的に現地へ出張団を送るというところまで歩みが進みました。

「26歳の中国人のKさんが取締役会でプレゼンをしたんですよ」、「他の社員にもとってもたいへんいい刺激になっています」、「実はもう一つ面白い提案が手元に届いています」・・・。そのひとつひとつを本当にうれしそうに話されるH部長。そのお人柄をとても感じる瞬間でもあります。
この話、「部下の話をあまり聞かなかった上司が、部下の意見に耳を傾けるようになった」という事例ではありません。もともと部下の可能性も信じ、衆知を集めるタイプでもあった部長が、全く新しい仕事を担当することとなり、その真剣さと責任感から「まず自分が・・・」の殻にややはまり込んでしまっていた。視野が知らず知らず狭まっていた。それに気が付き、そのこだわりを手放すことで誰にとってもうれしい事態が広がった。そんな流れであったと思います。

より積極的になるがゆえに、見えなくなっているものはないか。より真剣であるがゆえに、自ら狭めているものはないか。そして、敢えて一歩引くことで情報がなだれ込んで来たり、事態が進展するようなことはないか。
H部長の新しい行動とそれによって実際生まれてきたチャレンジングな企画のお話に触れ、そんなことを改めて感じさせていただきました。ありがとうございました。

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