散歩道(ブログ)
7.162008
3ヶ国語でのスピーチ大会と表彰
先週、台北日本人学校の学習発表会に行ってきました。
午後のプログラムの最初に中学生によるスピーチ大会があり、英語、中国語、日本語の3つの言葉での弁論がありました。
「さすが、海外校!」 そんな思いで、非常にこなれた発音で流暢に話すそれぞれのスピーチを聞かせていただきましたが、特に「いいなあ・・・」と感じたのは、その後の校長先生からの表彰のシーンでした。
英語のスピーカーには英語の表彰状を準備してそれを英語で読む。中国語のスピーカーには中国語の表彰状、日本語のスピーカーには日本語の表彰状。特に、決してまだ習得済みとは言えない中国語の部分も一生懸命、難しい発音にも挑戦され、笑いもありながら集まった父母の方々の共感を集めていました。
伝わってきたのは、各スピーカーとそのそれぞれの努力への敬意、そして一つ一つの言葉とそれを使用する人たちへの平等の尊敬の念でした。
日本人学校での活動の表彰状なので、全部日本語でも・・・という所を、そう安易に流さないで、ご自身にももう一つの努力を課す。
「人間のメッセージは言葉よりも態度から伝わる」。そんなことを改めて感じさせていただいた、すがすがしい体験でした。スピーチの生徒たちにもその心は強く伝わったものと思います。
ありがとうございました。