散歩道(ブログ)

発信力は「How」<「Why」?

「君は間違った事を言っている訳ではないのに、メンバーの動きが鈍いのはなぜだと思う・・・?」
コーチングのクライアントのS氏が上司からこう指摘を受けたそうで、「それをぜひ考えたい!」とセッションテーマにされました。
発信力、納得感、ストーリー、自分の言葉・・・と、思い当たるキーワードを思いつくまま口にしていただき、一緒に探求して行く中で、「そう言えば別の方に『お前の話はWhatもあるが、中心はHow』、『それでは他人の心は中々動かんだろう』と言われた事があります」、「どういう意味だったんだろう」という以前の記憶と複雑な疑問も出てきました。

プロセスの詳解は割愛しますが、ご自身の心が動かされれた上司や先輩の方針説明やメッセージを思い出していただき、その特長等も考えていただく中で、S氏は「換言すると、私は『Whyが弱い』ということかと思います・・・」という気付きに至られました。
「Whyとは?」という私の突っ込みに共有していただいた言葉は、目的、背景、理念、想い、情熱・・・でした。

「確かに、自分に置き換えた時に、『○○を、××までに、△△の形でやれ』とどれだけ詳しく言われても、情報や知識は増えても、やらされ感満載で、〝やろう!〟というモチベーションや心の変化はなかなか起き難いですね(笑)」とも。
折しも国のリーダーについても、「発信力が弱い」、「心に届かない」、「人々の行動は変わらない」・・・との指摘が強調され、繰り返されるタイミング。
「Why(なぜ)-What(何を)-How(どうやって)」という観点で発信分析をしてみると色々整理されたり見えてくる事があるのかも知れません。

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